オランダ投手陣に厚み ドジャース抑えジャンセン追加召集

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 今大会、大躍進を果たしたダークホース的存在が補強に踏み切った。

 日本とともに決勝トーナメント進出を決めたオランダがドジャースの守護神ケンリー・ジャンセン(29)を追加招集するという。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」(電子版)が15日に報じた。

 前田の同僚右腕でもあるジャンセンは昨季71試合で3勝2敗47セーブをマークしてチームの地区4連覇に貢献。最多セーブこそメッツ・ファミリア(51セーブ)に譲ったが、ナ・リーグで最も優れた救援投手に贈られるトレバー・ホフマン賞を受賞した。

 04年に捕手として入団し、09年のWBCでは投手ではなく、控え捕手として代表入りしている。記事によれば、ジャンセンは1次ラウンドからの出場を希望していたが、ドジャースの方針から決勝トーナメントだけ参加が認められたという。

 オランダはリリーフ陣が盤石とは言い難い。メジャー通算189セーブの剛腕クローザーの加入で投手力に厚みが増すことになる。

 2次ラウンドE組を2位で通過したオランダは20日(日本時間21日)にF組(ドミニカ共和国、プエルトリコ、米国、ベネズエラ)の1位と対戦する。カリブ海に浮かぶキュラソー島出身選手が大半を占めるオランダの快進撃は続きそうだ。

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