なぜ今? センバツ後に勇退の報徳学園・永田監督に聞いた

公開日: 更新日:

――周囲から反対の声は?

「校長先生以外には、誰にも伝えていませんでしたからね。大角部長には会見の1週間前、コーチには当日伝えました。反応? コーチの第一声は『どこか(他校)に行かれるんですか?』だった(笑い)。僕は保健体育教師です。学校そのものを辞めるわけではありません」

■週に17時間の授業も

――ちなみに過去、他校に誘われたことは……。

「ご想像にお任せします(笑い)」

――02年に全国制覇していますが、優勝ボーナスなどは?

「ありません。優勝した1週間後に雨天用のブルペンが、『ボロボロで景観が悪い』という理由で潰されたくらいですから(笑い)。その後、4年間は再建されませんでした。ウチは専用グラウンドもありませんので」

――教え子がプロに行くと、金銭などの見返りもあると聞きますが……。

「プロに行った子から寄付などはありますよ。ボールなどの野球用具です。もちろん無理して寄付はしなくてもいいし、それでもしてくれるなら『みんなが使える野球用具にしてくれ』と」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし