強力打線を7回10K無失点 ダルビッシュ貫禄の今季初勝利

公開日: 更新日:

 今季3戦目にしてエースらしい投球を披露した。

 レンジャーズ・ダルビッシュ有(30)が13日(日本時間14日)のエンゼルス戦に登板。7回を5安打無失点。103球を投げ、10奪三振、2四球で今季初勝利(1敗)を挙げた。

 ダルは強力打線を相手に、序盤から四球をきっかけに得点圏に走者を背負う不安定な立ち上がり。二回には自身の暴投から2死三塁のピンチを招くが、9番ペレスをこの日の最速156キロの直球で三振に仕留めた。

 今季初めてバッテリーを組んだ2番手捕手チリノスとの息も合ってきたのだろう。二回から三回にかけて4者連続三振。三回には打球が背中を直撃する不運に見舞われたが大事には至らず、尻上がりに調子を上げた。8点リードの六回には1死一、三塁のピンチも、6番メイビンを落ち着いて二ゴロ併殺に打ち取って切り抜けた。

■完全復調をアピール

 六回を投げ終えて球数は96。開幕から出番の多い救援投手もおり、リリーフ陣の負担を考慮したダルは首脳陣に続投を志願して七回のマウンドへ。100球に近づいても球威は落ちず、下位打線を3人で切り、お役御免となった。

 今季のダルは開幕戦で98球、前回は97球。今季初の100球超えで勝利を手繰り寄せるとともに、一昨年の右肘手術からの完全復調をアピールした。

 メジャー6年目にして初めて開幕投手を任されたダルに、エースとしての風格が戻ってきた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円?

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    吉沢亮「国宝」150億円突破も手放しで喜べない…堺雅人“半沢直樹ブーム”と似て非なるギャラ高騰の行方

  1. 6

    「SIAM SHADE」DAITAがメンバー4人を提訴報道…人気バンドを巡る金銭問題と、「GLAY」は別格のワケ

  2. 7

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  5. 10

    《あの方のこと?》ラルクhydeの「太っていくロックアーティストになりたくない」発言が物議