プロ転向で大変貌 内村航平の「生活改善」をコーチ明かす

公開日: 更新日:

 その変貌ぶりには関係者も驚きを隠さない。先の全日本個人総合選手権で前人未到の10連覇を達成した男子体操の内村航平(28)のことだ。

 19日はプロに転向してから初めて練習を公開。全日本選手権でミスが目立った鉄棒、つり輪を中心に約1時間、汗を流した。

 5月には世界選手権の代表選考会を兼ねたNHK杯が控えるだけに「全日本では目に見えるミスが目立ったので、そこを減らしたい。しっかりとした演技で代表に入りたい」と、世界選手権の個人総合7連覇達成に意欲を見せた。

 今年3月に外食チェーンと契約し、プロとして歩み出した。リオ五輪後は体力の低下を実感したからだろう。年齢からくる衰えをカバーするため、生活の改善を図ったという。

 練習パートナーでもある佐藤寛朗コーチ(28)は、「高校時代(朝日生命体操クラブ)はガムシャラだったが、今はプロ意識を持ってやっています」と内村の変貌ぶりをこう明かした。

野菜も食べるようになったし、練習後の食事にしても栄養のバランスを考えて取っている。休みの日に一日中寝てしまうと翌日の練習で体が動かなくなるため、決まった時間に起きるなど、生活リズムが乱れないよう注意している」

 絶対王者もベテランになり、尻に火がついたか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  1. 6

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  2. 7

    パナソニックHDが1万人削減へ…営業利益18%増4265億円の黒字でもリストラ急ぐ理由

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が3年連続本塁打王と引き換えに更新しそうな「自己ワースト記録」

  4. 9

    デマと誹謗中傷で混乱続く兵庫県政…記者が斎藤元彦県知事に「職員、県議が萎縮」と異例の訴え

  5. 10

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず