五島誉博は予選落ち…「ゴシマ」に足りない“あと半歩”

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 世界選手権(10月=カナダ・モントリオール)の代表選考会を兼ねた、体操全日本個人総合選手権が7日に開幕。初日は男女予選が行われ、10連覇を狙う内村、白井らリオ五輪団体金メダルメンバーが順当に9日の決勝に駒を進めた。

 一方、結果が振るわなかったのが仙台大の五島誉博(21)だ。今大会を前に白井の「シライ3」(跳馬)とともに床運動の「前方伸身宙返り3回半ひねり」が「ゴシマ」と認定されるも、6種目合計81・400点の43位で予選落ちとなった。

 体調不良で直前に「ゴシマ」を封印した五島だが、自身の名を冠した大技は最高G難度。国際大会の種目別では白井とともに表彰台も不可能ではないが、その白井とは半歩の差があるという。

 体操関係者によれば、五島は大技に移行する際に半身で入り、着地では半歩ずれる悪癖がある。出来栄えが重視される新ルールでは、2つのミスを合わせて1点減点される可能性がある。床で世界を狙う五島には「半歩」が高い壁になりそうだ。

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