最善策なぜ打たぬ 10連敗の巨人“チグハグ采配”にOB苦言

公開日: 更新日:

巨人の不振は人災だと思う。負けるべくして負けている」

 巨人OBの評論家、高橋善正氏がこう言った。

 4日のオリックス戦に敗れ、11年ぶりの10連敗を喫した巨人。相手の新人投手2人の前に、この日も打線が散発の4安打と沈黙した。

「選手というより、ベンチの責任が大きい。象徴的だったのは、2点ビハインドで迎えた八回の攻撃です。先頭の長野が安打で出塁すると、高橋由伸監督(42)は8番の実松の代打に脇谷、9番の投手の代打に相川を相次いで送った。ベンチにはスタメン落ちした阿部、亀井が控えていたにもかかわらず、です。代打の2人が凡退して得点機を逃すと、結局、最終回も阿部と亀井を使わないまま、試合を落とした。ゲームセットの瞬間を、ネクストバッターズサークルで迎えた阿部は、複雑だったと思う。切り札を持ちながら、出し惜しみ、カードを切らずに負ける。ベンチワークとしては最悪です。勝敗は結果論だが今の巨人ベンチは勝つための最善策を打っているとは思えません」(高橋氏)

■「ゲームプランがない」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾