最善策なぜ打たぬ 10連敗の巨人“チグハグ采配”にOB苦言

公開日: 更新日:

 巨人の老川オーナーによれば、不甲斐ないチームの戦いぶりに読売新聞や球団には、ファンからの嘆きの声が届いているというが、それはOBも一緒だ。同じく巨人OBで評論家の中村稔氏も高橋氏の苦言に「まったく同感」と言って、2―3で逆転負けした1日の楽天戦を例に挙げる。

「好投していた初先発のルーキー池田(24=ヤマハ)を、巨人ベンチは5回無失点で降板させた。直後の六回にリリーフ陣が3点を失って逆転されたわけですが、今の巨人投手陣は八回のマシソンにつなぐまでの中継ぎに問題があることは分かり切っている。だったらせめて、まだ球数が98球だった池田をもう1イニング引っ張った方が勝つ確率は上がる。初先発ということで気遣ったのだろうが、なにも150球、160球を投げるわけじゃない。マウンドに上げた以上、過剰な配慮は必要ありません。育成ということを考えても、マイナスが大きい。巨人ベンチからしっかりとしたゲームプラン、勝負への執着心が感じられないから不安になるのです」

 同じ日、1点を追う九回無死一、二塁の好機で長野がど真ん中の直球に対してバントを空振り。飛び出した二塁走者が刺され、絶好機をフイにした。空振りした長野の致命的なミスだが……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」