井箟重慶
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井箟重慶オリックス元球団代表

1935年、岐阜県出身。上智大学外国語学部卒。59年、丸善石油入社。77年、米国丸善石油(現米国コスモ石油)に出向し、88年、副社長で退社。89年、オリックスの球団幹部一般公募に応募し、球団常務として入社。90年、球団代表就任。96年、日本一に。2000年、シーズン終了後に辞任。01~02年、球団顧問。07~11年、スペシャルアドバイザー。02年から関西国際大学教授を務め、現在は名誉教授。

210安打達成した94年 イチロー極秘契約更改交渉の中身

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 玄関のドアを開けると、牛脂の焦げた甘い芳醇な香りが鼻をついた。深夜とはいえ、育ち盛りの野球選手だし、腹もへっているだろう。たまたま冷蔵庫に肉があったので、女房がステーキとサラダ、それに白飯を用意した。

 イチローはサラダには一切、手を付けなかった。彼は当初、野菜が苦手だった。しかし、ステーキと白飯は残さず、ペロリと平らげた。腹が膨れた頃合いを見計らって、わたしは年俸の話を切り出した。

 こちらのオファーは3種類。1つ目は年俸8000万円プラス2000万円の出来高払い。2つ目は年俸7000万円プラス4000万円の出来高払い。3つ目は年俸6000万円プラス3000万円の出来高払い、出来高をすべてクリアした場合にさらに3000万円のボーナス。この3通りの中から、どれか好きなものを選んだらどうかと提案した。 

(つづく)

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