7回無失点12Kの圧巻投球 石川柊太は“ソフト三軍制”の寵児

公開日: 更新日:

「残りものには福がある」とは、よく言ったものだ。

 育成出身のソフトバンク石川柊太(25)が、27日の日本ハム戦に先発。140キロ台後半の直球を軸にスライダー、カーブ、チェンジアップと変化球を織り交ぜ、日ハム打線を翻弄した。7回1安打無失点、12奪三振と、本拠地福岡で圧巻の投球を見せつけた。

 創価大から13年育成ドラフト1位で入団。ヤクルトのエース小川の1年後輩だ。昨季7月に支配下枠を勝ち取り、今季はこれで3勝目(2敗)。

 球団関係者が「大学時代からボールは速かった」と、こう話す。

「今はオーソドックスなフォームだが、当時はトルネード投法。ネックは制球難とケガの多さだった。大学時代から肩ヒジに故障が多く、入団後2年間は治療とリハビリを優先させていたくらいです。ドラフトにかかるかどうかギリギリの選手で、『育成まで残っていてくれたらラッキー』くらいの気持ちだった。石川自身も『育成でもいいからプロに行きたい』と思っているとの情報も得ていたので、指名に至ったというわけです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態