助っ人補強に消極的だった 阪神金本監督の本音は“広島化”

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「実は、金本監督はあまり乗り気ではなかったそうだ」

 阪神OBがこう耳打ちしたのは、近日中にも右打者の大砲助っ人を緊急補強することについてだ。

 27日、阪神はロジャース(パイレーツ3A)の獲得に一本化したと報じられた。白羽の矢が立ったロジャースは一塁手として今季3Aで打率.288、8本塁打、32打点と、それなりの成績を残している選手だ。

 現在2位の阪神は27日の中日戦で敗れて5連敗。首位の広島に今季最大となる6ゲーム差をつけられた。13日の西武戦で7点を取って以降、5得点以上の試合はない。

 貧打に悩むチームは、新助っ人キャンベルが不振で二軍落ちするなど期待外れ。一発が期待できる中軸候補はたしかに、12年ぶりに優勝を狙うチームならノドから手だろう。

■古巣がお手本

 しかし冒頭のOBは、「金本監督が乗り気ではなかった」という真意について、こう言うのだ。

「外野手を取るというなら福留の休養日にピンポイントで起用できますけど、一塁の助っ人が来ることで一塁のレギュラーを争う原口、中谷の出番が減る。優勝を争う広島を見れば、選手育成を促すための土台づくりに力を入れるべきなのは明らか。金本監督の理想とするチームも、今の広島だからね」

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