由伸監督と親密 来季巨人ヘッドに侍J小久保前監督が浮上

公開日: 更新日:

■麻雀仲間の「小久保三兄弟」

 そして、「小久保ヘッド就任」の情報に真実味を持たせる一番の理由になっているのが、由伸監督との関係だ。小久保前監督がダイエーから無償トレードで巨人に移籍。在籍した04年からの3年間、チーム内で最も親密に付き合っていたのがともにクリーンアップを担った、選手・高橋由伸だった。チーム関係者が当時を振り返る。

「麻雀が共通の趣味ということもあって意気投合した2人は、春のキャンプではほぼ毎晩のように雀卓を囲んでいた。小久保は4歳下の由伸を弟のようにかわいがり、由伸の1歳下の二岡(現巨人打撃コーチ)を含めて、『小久保三兄弟』と言われた。食事に行くのも飲みに行くのもゴルフに行くのも常に一緒という間柄だったから、今も小久保は監督として苦労している由伸を気にかけている。助けてやりたいという思いが強いし、実現すれば由伸にとっても心強いのは確かでしょう」

 由伸監督は人付き合いに関してはシビアで、監督就任の際は現役時代から仲が良かった二岡打撃コーチ、井端内野守備走塁コーチを望み、参謀役にはこれも選手時代から公私に親しかった村田ヘッドコーチを選んだ。球団に一任したその他のコーチの人選にしても、自身と折り合いの悪い人間は外すよう要望したとされる。兄貴分の小久保ヘッドなら文句はないだろうが、もちろん、やりやすい人間を横に置くのとチーム再建は別問題だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗