自力V消滅寸前の貧打巨人 球宴明けに打撃C入れ替えの噂

公開日: 更新日:

 貧打線がエースを見殺しにした。

 巨人菅野智之(27)が奪三振ショーを演じた30日のDeNA戦。7回を投げて打たれた安打はわずかに2本、その2本がいずれも本塁打だったのはいただけないが、2度の3者連続三振を含む10奪三振の内容には迫力があった。が、対照的に威圧感ゼロの打線がこの日も沈黙。散発5安打の1得点に終わり、高橋監督(42)を「打てていないので、なんとかしないといけない」といつものように嘆かせた。

 30日現在、巨人の総得点226はリーグのワースト。チーム打率もリーグ5位の.239で、4度の完封負けを含む8連敗と急失速している阪神の.240よりさらに下という惨状だ。

「開幕からずっと打線の低調が続いている。なんらかのテコ入れは必要です。堤前GMは『そういう時期じゃないし、そういう話もない』と否定していたが、球団内ではコーチの入れ替えが現実味を増している。一軍の打撃コーチは江藤(47)、二岡(41)の2人態勢ですが、主に若手を担当する二岡は選手からの評判は悪くない。そもそも、高橋監督の現役時代から盟友で、監督たっての希望で今季、二軍コーチから昇格した。監督の頭には二岡の入れ替えはない。問題はもう1人の江藤の方。コーチ8年目で、これまでに一軍と二軍を行ったり来たり。指導力を評価する声が聞かれないのにユニホームを着られているのは、広島からFAで入団したときの身分保障のおかげ、なんて嫌みを言われている。いずれにしろ球団マターで入閣しているわけだから、代えるならこっちの方でしょう」(巨人OB)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは