金本辞任もあるぞ 阪神2位維持で幹部に“勝利優先”の邪念

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「予想外の好成績にオーナーは浮足立っているのでしょう」と、ある球団OBがこう語る。

「そもそもこの時期に、ホームランを量産できる外国人選手なんて取れるはずがない。それでも坂井オーナーは『中途半端じゃダメだ。少々高くてもいいから打てる助っ人を取ってくれ』とフロントをせっついていたらしい。球団顧問の南(信男=前球団社長)さんも、『優勝が狙える位置にいるのにフロントは何もやっていないと思われるぞ』と、助っ人取りを進言したと聞いた。毎年、補強に山のように金を使っても05年以来ペナントを取っていない。今年はチャンスだからと、電鉄本社やオーナーたちもその気になっているのです。でもそれは、金本監督にとってはいい迷惑なんですよ」

■「壊す」とは育成による改革

 チームの目標はもちろんリーグ優勝、日本一だ。しかし、坂井オーナーが考える優勝と金本監督が描く優勝の中身は異なる。

 金本監督は2年前のオフ、阪神から何度就任要請が来ても首をタテに振らなかった。最後に決断したのは南球団社長(当時)の、「このチームを一回壊してでも再建したい」という熱意だった。

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