疲労懸念もなんの 菅野は「中4日」が巨人に吉と橋本清氏

公開日: 更新日:

 投手の肩は消耗品、を持論にする元横浜監督の権藤博氏ですら、「100球前後の球数を守るというのを絶対条件にすれば、中4日での先発はなにも問題ない。今の中5日、中6日のローテーションはちょっと甘すぎます」と言っている。

 5日の広島戦で巨人のエース菅野智之(27)が2年ぶりにその中4日で登板。チーム内から疲労を懸念する声が上がっていたが、どっこい6回3安打無失点の好投でリーグ単独トップとなる8勝目を挙げた。

「内容もよかった」

 と、評論家の橋本清氏がこう続ける。

「恐らく、最初から6回か7回を投げればいいと思っていたのでしょう。持ち球をバランス良く使いながらも、配球の主体にしていたのは直球系のボールでした。82球を投げて、直球系が半分以上の43球。シュートの割合も多く、打者の内角を大胆に突いた。中5日や中6日だと少しでも長いイニングを投げようと意識する余り、変化球が多くなる傾向がある。特に得意のスライダーに頼って一発を浴びるというケースがありますが、この日はそうした不安を感じさせませんでした」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」