ハム大谷に評価急落の危機 米スカウトが“危険な兆候”指摘

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■無意識に右足をかばうしぐさ

 押し出し四球があろうと高い評価に影響はないというのだが、この日の大谷の投球を見たメジャーのあるスカウトは、「ただ、ちょっと気になる点はありましたね」と、こう言った。

「大谷はそもそも立ち上がりの悪いピッチャーです。30球の制限がある中で、ベストの投球をしろというのが無理な話でしょう。おまけに今季初登板。予定の球数を無事に投げ終えただけでよしとすべきだと思いますね。気掛かりなのは投げるときに軸足、つまり右足を気にしている点。無意識かもしれませんけど、かばっているように見えたのです」

 大谷は昨年の日本シリーズの最中に右足首を痛めた。それが原因で3月のWBCを辞退。野手として全力疾走できない状態で開幕を迎え、左太もも肉離れまで患った。その結果、約2カ月間、離脱を強いられた。

 左太ももを痛めた前回の轍を踏まないよう、今回は大事を取った上での復帰らしいから、大谷の両足は周囲が想像する以上に回復しているに違いない。

 すでに全力疾走だってやろうと思えばやれるくらいの状態なのだろうが、「無意識のうちにかばう」しぐさが見られるのは「危険な兆候」だと前出のスカウトがこう言った。

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