進学でもプロでもない 早実清宮の進路に“第3の選択肢”

公開日: 更新日:

「高校野球は終わってしまったけど、まだ“次”があるので。準優勝で終わったのは、神様に『次があるんだぞ』と言われているんだと思います」

 進路について自ら言及し、その「次」について聞かれると「この先どうしようかということは全然考えてない。どこに行くにしろ、さらにレベルを高めたい。高校よりもっと長い間、野球をやることになると思うので、ここがマックスじゃない。まだまだ人生は長いので、(野球人生の)最後に『良かったな』と言えるような今日の負けにしたい」と語った。

■来年5月に出生証明書

 もっとも、この日、明言しなかった進路について、こんな「ウルトラC」が浮上しているという。

「早実を卒業後、すぐにメジャーに挑戦するプランです」

 とは、さる事情通。

「清宮がメジャーに行くためにはルール上、プロ志望届を出さないといけませんが、仮に日本のプロ球団が指名しても、交渉権の期限が切れる来年3月31日を過ぎれば米球界への道が開ける。95年9月以降に生まれた清宮は、来年5月までにMLBに出生証明書やパスポートの写しなどを提出する義務がある。この事前登録制度を利用すれば、メジャーと自由に交渉できます。つまり、来年6月のドラフトでメジャー入りする若手と同じ土俵に立てるのです。清宮の進路に影響力を持っている父の克幸氏(ラグビー・トップリーグ・ヤマハ発動機ジュビロ監督)は清宮を幼少期の頃から世界でも通用する人間になってほしいと考え、育ててきた。近い将来の渡米を見据えてか、マネジメント会社の関係者と今後について話をしているとの声も聞こえてきます」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし