進学でもプロでもない 早実清宮の進路に“第3の選択肢”

公開日: 更新日:

「これで進路はいよいよ混沌としてきましたね」

 こう言うのは、早実の清宮幸太郎を担当するプロ球団のスカウトだ。

 30日、西東京大会決勝で早実が東海大菅生に敗退。高校生活最後の夏に甲子園への切符を逃したことは、清宮の今後の進路に大きく影響すると言うのだ。

「清宮が今夏の甲子園で大暴れすれば、おのずと『日本のプロ野球に進むのが当然』という機運が生まれる。世論の後押しが強くなり、プロ入りは既定路線になっていく。即プロに行かざるを得ない空気になります。大学進学やメジャーリーグに行くという話は自然と吹き飛ばされてしまうでしょう。けれども、それができなかったのだから、話は変わってきますよ」

 たとえば、清原和博松井秀喜松坂大輔田中将大ダルビッシュ有らがプロ入り前からスターとして注目を浴び、当たり前のようにプロ入りしたのは、最後の夏に甲子園で活躍したことが大きかった。清宮はしかし、そうではない。

 試合後の本人は報道陣に囲まれると、目を真っ赤に腫らし、涙まで流してこう言った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー