連戦地獄半ばで息切れ…楽天が西武10連勝を後押しの皮肉

公開日: 更新日:

 快進撃を後押しした。

 1日、西武楽天に快勝。11年以来6年ぶりの10連勝の立役者は、ほかならぬ対戦相手の楽天だった。

 象徴的だったのは3点ビハインドの六回。無死一、二塁の場面で、先発の辛島の犠打野選で満塁に。ここで2番手でマウンドに登った菅原は押し出し四球。直後には投ゴロを本塁へ悪送球して追加点を許すなど投手陣のミスが続いて自滅したのだ。

 試合後の梨田監督は「ミスが重なって差が出た。あげなくていい点がありましたね」とため息。

 与田投手コーチはこう言った。

「辛島はストライクとボールがハッキリしすぎていた。完全に“ノー感じ”。ここからずっと6連戦が続くから、こういうピッチャーも出てくると思う。今日みたいなミスに関しては、ただただ練習させるしかないね」

 西武の辻監督は10連勝に、「勢いだけとは思わない。これだけ点を取って勝っているし」と話したが、相手のミスが重なれば点もボカスカ入るわけだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発