本音は3本柱で虎退治 巨人に広島戦捨てられないジレンマ

公開日: 更新日:

■3本柱投げないとV諦めが一目瞭然

 巨人は最後まで「優勝を諦めていない」と言い続けなければならないチーム。広島とはここまで4勝13敗と一方的。16ゲームも離されていても広島戦が捨てられない。

 6月に就任した鹿取GMが球宴期間中に田畑投手コーチを「広島専従」のスコアラーに配置転換した。「(広島戦)5割でくれば、こうなっていない。ずっと付いてもらって当然、広島戦には来てもらい、(対策を)話してもらう」と意気込んでいるだけに、高橋監督は口が裂けても「捨てる」なんて言えないという事情もある。

「由伸監督だって、16ゲーム差の広島戦より、DeNAと阪神を倒すためのローテを組みたいのが本音でしょう。ただ、今月は阪神戦の後がいずれも広島戦。3本柱以外の裏ローテとの実力差があり過ぎてリスクが大きい。広島相手に3本柱が一人も投げないと、周囲からは『優勝を諦めた』と一目瞭然です」(前出の関係者)

 しかし、実際問題、逆転優勝の可能性などほとんどゼロ。つまらない見えを捨てて現実路線に切り替えなければ、Aクラス入りも逃す可能性が高そうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  2. 2

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  3. 3

    選挙3連敗でも「#辞めるな」拡大…石破政権に自民党9月人事&内閣改造で政権延命のウルトラC

  4. 4

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  5. 5

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  1. 6

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

  2. 7

    「デビルマン」(全4巻)永井豪作

  3. 8

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  4. 9

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  5. 10

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学