腕力の差も不利に カーリング日本代表を阻む平昌の固い氷

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 女子カーリングの平昌五輪代表決定戦が8日、北海道北見市で開幕。昨年の世界選手権銀メダルのロコソラーレ(LS)北見が、今年の日本選手権覇者の中部電力を9―1で下し先勝した。

 LS北見は司令塔であるスキップ藤沢五月(26)を中心に序盤から安定したショットを見せ、第1エンドに先制。第6エンドで一気に4点を奪うなど着実に加点。第7、8エンドに1点ずつを追加したところで、中部電力がギブアップした。

 今大会は5試合制で先に3勝した方に来年2月の五輪出場権が与えられる。大会前の下馬評では経験豊富なLS北見が有利とされていたが、どちらが勝っても五輪本番での苦戦は必至だ。

 会場となる江陵カーリングセンターは今年3月、同センター内の手抜き工事が発覚した。昨年のプレ五輪ではスピードスケート会場の氷がレース中に溶け出すなど、競技会場に関して何かと不手際が目立つ。世界カーリング連盟では開催国・韓国の運営能力を疑問視し、本番では競技期間中のメンテナンスを極力抑えるため、これまで以上に氷を硬くする方針だという。

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