将来の監督候補 阪神・鳥谷を待つ金本監督とのトップ争い

公開日: 更新日:

 阪神鳥谷敬(36)が8日のDeNA戦の1打席目に、右中間に適時二塁打を放ち、通算2000安打を達成。主将の福留と、早大の1年後輩であるDeNA田中浩が花束を渡した際に少し笑顔を見せたが、クールにヘルメットを脱いでスタンドのファンに会釈。試合後には決勝打を放った西岡とお立ち台に並び、「たくさんのファンの前で打てて良かった。2000本を打てるとは思っていなかった。この数字を残せたのは良かった」と喜びを噛みしめた。

 阪神の生え抜きでは藤田平(83年)に次ぐ2人目の大台到達。入団1年目の9月からの連続試合出場はプロ14年目の今も継続中で、4月には金本監督が持つ記録(1766試合)を抜いている。

 14年オフには海外FA権を行使し、メジャー挑戦を模索したものの断念。生涯阪神を宣言し、19年までの5年契約を結んだ。

 しかし金本監督が就任した昨季は、自己ワーストの打率.236に低迷した。キャプテンに任命され、金本監督から「おまえが変わらないとチームが変わらない」と尻を叩かれ、失策した試合後には「プロ野球じゃない。高校生に笑われるわ」と厳しい言葉を浴びせられたこともある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 2

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  3. 3

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  4. 4

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 5

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  1. 6

    半世紀前のこの国で夢のような音楽が本当につくられていた

  2. 7

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 8

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 9

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情