米球界がド軍V“後押し”? カブス監督2度退場処分の波紋

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 ダルとマエケンのドジャースに追い風か。ナ・リーグ優勝決定シリーズで、カブスに不利とみられる審判のジャッジが少なくないからだ。

 カブスが、シリーズ1勝目を挙げた18日(日本時間19日)の第4戦の八回。ドジャースのグランダーソンはカウント2―2から空振り三振に倒れたように見えたが、本人は「ファウルだ」と猛抗議。ロバーツ監督の要請で審判団が協議した結果、主審の判定が覆った。

 これにカブスのマドン監督が激しく抗議し、審判への暴言でシリーズ2度目の退場を宣告された。再び打席に立ったグランダーソンは結局、空振り三振に倒れたとはいえ、試合の流れを左右しかねないジャッジだった。マドン監督は初戦でも、本塁上でのクロスプレーで自軍の捕手が守備妨害を取られたことに激高。退場処分を受けている。

 今回、ドジャース有利とも取れる判定が目につくことに関して、さる米国人記者は「偶然ではないかもしれない」と言う。

 仮にヤンキースとドジャースがワールドシリーズで当たれば、ド軍が5度目の世界一になった81年以来、36年ぶりのこと。ワールドシリーズはメジャーを代表する東西の老舗人気球団同士の対戦が実現する可能性がある。観客動員数、テレビ視聴率も見込めるだけに、ヤ軍とド軍のワールドシリーズはMLBにとってドル箱カードになる。

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