ヤンキース田中が圧巻の7回無失点…Wシリーズ進出に王手

公開日: 更新日:

 ヤンキース田中将大(28)が18日(日本時間19日)のア・リーグ優勝決定戦第5戦に登板。7回を3安打、8奪三振、無失点でポストシーズン2勝目をマーク。チームは09年以来8年ぶりのワールドシリーズ進出に王手をかけた。

 今シリーズ初戦は6回2失点で負け投手。前日の会見で「やり返したい」と話していた通り、アストロズの強力打線を手玉に取った。二回、先頭のグリエルに左翼線への二塁打を許したが、後続を低めの変化球で3つの内野ゴロに仕留める。2点リードの五回、1死一、二塁のピンチにも1番スプリンガーを外角直球で見逃し三振。続くレディックには低めの変化球でバットに空を切らせ、ホームを踏ませなかった。

 この日の田中は回を追うごとに調子を上げ、六、七回3者凡退で切り抜ける。今季、レギュラーシーズンでは不調が目立った田中に何かと手厳しかった地元ニューヨークのファンも、この好投にスタンディングオベーションで迎えた。

 相手のエースでサイ・ヤング賞左腕カイクルとの投げ合いも制した田中は「全ての球種が前回(第1戦)より良かった。今日は自分を褒めてあげたい」と珍しく冗舌だった。

 田中は、これまでレギュラーシーズンも含めて白星がなかった相手に、大舞台で借りを返した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  3. 3

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 4

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  5. 5

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  1. 6

    「台湾有事」発言から1カ月、中国軍機が空自機にレーダー照射…高市首相の“場当たり”に外交・防衛官僚が苦悶

  2. 7

    高市首相の台湾有事発言は意図的だった? 元経産官僚が1年以上前に指摘「恐ろしい予言」がSNSで話題

  3. 8

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  4. 9

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  5. 10

    高市政権の「極右化」止まらず…維新が参政党に急接近、さらなる右旋回の“ブースト役”に