日ハム仮契約 清宮が見せた中田翔への気遣いとライバル心

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 超VIP待遇だった。16日、日本ハムドラフト1位指名された清宮幸太郎(早実)が契約金1億円、出来高5000万円、年俸1500万円の最高額で仮契約をした。

 その直後に行われた記者会見。会場となった東京・明治記念館の「金鶏の間」はかつて、明治憲法の草案審議の御前会議が行われた場所。清宮は金屏風をバックに一人、菊の御紋があしらわれた黒塗りの椅子に座り、会見を行った。

 記念館の関係者は「この場所は普段、ラウンジや結婚披露宴会場として利用しますが、会見や会議などでお貸しするとしても皇族や国賓など特殊なケースだけです。最近ではトム・クルーズさんが(06年に)映画の発表会見を行ったことしか記憶にありません」と言うくらいだから、いかに特別だったかがよく分かる。

■「尊敬してます」

 清宮は会見の冒頭、「趣のある場所で緊張感がある中で、一社会人としてのステップアップができたかなと思う」と話すなど、少々緊張気味の様子だったが、約30分間の会見では慎重に言葉を選んだ。

 中でも、FA権を行使せず残留を決めた中田翔(28)に関する質問の答えには、同じ一塁でレギュラー争いすることもあって、気遣いがにじみ出ていた。

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