日ハム仮契約 清宮が見せた中田翔への気遣いとライバル心

公開日: 更新日:

「中田選手から、『チーム全体で(清宮という)宝をサポートしたい』という話が出た」という問いに、「宝というほどでは全然ない。恐れ多い。名だたる方から言葉を頂いたのはうれしい。それに恥じないようにもっともっと成長したい」と話せば、「中田選手とはファーストでポジションが重なるが、清宮選手にとって中田選手はどんな存在か」と聞かれると、こう言った。

「そうですね、中田さんはやはりWBC、プレミア12でチャンスの勝負強さというか、見ていてかっこいいですし、その辺の心の持ちようだったり、そういうところを尊敬してます」と持ち上げた。

 さらに、「ここだけは負けたくないところはあるか」との質問にはさすがに「難しいですね」と苦笑いを浮かべ、「まあ……」と数秒考えた後、「これからしっかり練習し、まだまだ一つも勝っているものはないので、まあ、飛距離や本塁打の数は負けないようにしたいですね」と遠慮がちに答えた。

 栗山監督が指名挨拶で清宮と対面した際、「みんなにこれだけ愛される理由が分かった」とメロメロだったように、お山の大将である中田の心もおそらくわし掴みにしたことだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    公明票消失で自民衆院「東京選挙区」が全滅危機…「萩生田だけは勘弁ならねぇ」の遺恨消えず

  4. 4

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  5. 5

    「自維連立政権」爆誕へ吉村代表は前のめりも、早くも漂う崩壊の兆し…進次郎推しから“宗旨変え”

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 7

    国民民主党・玉木代表「維新連立入り」観測に焦りまくり…“男の嫉妬”が見苦しすぎる

  3. 8

    自民「聞いてないよォ」、国民・玉木氏「どうぞどうぞ」…首相指名の行方はダチョウ倶楽部のコント芸の様相

  4. 9

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  5. 10

    「ガルベスと牛乳で仲直りしよう」…大豊泰昭さんの提案を断固拒否してそれっきり