大谷の米移籍にメジャー選手会が横やり 新入札制度に難色

公開日: 更新日:

 日本ハム大谷翔平(23)の今オフの大リーグ移籍に待ったがかかった。

 米選手会が大リーグ機構(MLB)と日本野球機構(NPB)が新たに合意した入札制度に難色を示しているという。

 新制度は従来通り、NPB球団が譲渡金の上限を2000万ドル(約22億6000万円)に設定。支払う意思のある球団は大谷との交渉が可能になる。

 しかし、MLBの労使協定では、各球団ごとに25歳未満の外国人選手の契約金に上限を設けており、今オフはレンジャーズが大谷に支払う353万ドル(約4億円)が最高。年俸はメジャー最低保証の54万5000ドル(約6140万円)程度になるとみられ、大谷が得る金額よりも球団が手にする譲渡金が上回るため、米選手会が反発しているという。

 新入札制度の発効は選手会の承認が必要で、選手会は20日までに結論を出すとしている。二刀流の渡米は先送りされるかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性