横綱日馬富士が引退届提出 相撲協会の処分決定前に決断

公開日: 更新日:

 日馬富士が現役引退を決断、師匠の伊勢ケ浜親方と共に29日午前、日本相撲協会に引退届を提出した。午後2時から記者会見する。

 協会は鳥取県警と連携しながら危機管理委員会で事件の事実関係を調査中で、結果がまとまり次第、処分を決定する方針だったが、日馬富士は協会から処分される前に引退する道を選んだ。

 29日開かれる番付編成会議も、引退を決意するきっかけだったようだ。同会議後に引退を届け出た場合、翌場所の番付にしこ名が残るため、引退する力士は、その前に引退届を出すのが慣例だ。伊勢ケ浜親方は29日朝、報道陣に「問題を起こし、相撲協会と世間に大きな迷惑を掛けた。この責任は重いと判断した。番付編成会議で引退届を提出する」と語った。

 日馬富士は事件後、一貫して暴行の事実を認めている。27日に行われた横綱審議委員会の定例の会合では明確な結論には至らなかったが、「非常に厳しい処分が必要」との意見が大勢を占めていた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁