横綱豊昇龍を覚醒させた醜聞含む土俵内外での「2つの不覚」…苦い経験が成長の糧になったか

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 これが横綱の相撲だ!──そう言わんばかりに力強さを見せつけたのが、初日から2連勝の豊昇龍(25)だ。

 初日に若隆景を下すと、昨12日はその兄である若元春と対戦。立ち合いから鋭い出足でもろ差しになり、一気に土俵際に寄った。しかし若元春も横綱の腕を両脇に抱えて体をひねり、いざ逆転ーーと思いきや、豊昇龍はさらにその上をいく。半ば倒れかけながら体をひねり返し、若元春を寄り倒しで仕留めた。

 兄弟力士に土をつけた豊昇龍は今場所、気合の入りようからして違う。支度部屋でも精力的に体を動かし、周囲からは「空回りしなければいいが……」という声も出るほどである。

 気迫を前面に押し出しているのは、先場所の不覚と無関係ではないはずだ。新横綱として臨んだ3月場所は、「絶対に休場しない」と宣言しながら、10日目から休場。さらに自身が参加した場所後のパーティーのどんちゃん騒ぎの動画が流出。ケーキに顔を突っ込むそのさまは、「横綱のすることか」と多くのファンから不評を買った。

 2場所連続で不甲斐ない姿を見せては、それこそ横綱失格。鬼の表情も納得だ。

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