横綱豊昇龍を覚醒させた醜聞含む土俵内外での「2つの不覚」…苦い経験が成長の糧になったか

公開日: 更新日:

 これが横綱の相撲だ!──そう言わんばかりに力強さを見せつけたのが、初日から2連勝の豊昇龍(25)だ。

 初日に若隆景を下すと、昨12日はその兄である若元春と対戦。立ち合いから鋭い出足でもろ差しになり、一気に土俵際に寄った。しかし若元春も横綱の腕を両脇に抱えて体をひねり、いざ逆転ーーと思いきや、豊昇龍はさらにその上をいく。半ば倒れかけながら体をひねり返し、若元春を寄り倒しで仕留めた。

 兄弟力士に土をつけた豊昇龍は今場所、気合の入りようからして違う。支度部屋でも精力的に体を動かし、周囲からは「空回りしなければいいが……」という声も出るほどである。

 気迫を前面に押し出しているのは、先場所の不覚と無関係ではないはずだ。新横綱として臨んだ3月場所は、「絶対に休場しない」と宣言しながら、10日目から休場。さらに自身が参加した場所後のパーティーのどんちゃん騒ぎの動画が流出。ケーキに顔を突っ込むそのさまは、「横綱のすることか」と多くのファンから不評を買った。

 2場所連続で不甲斐ない姿を見せては、それこそ横綱失格。鬼の表情も納得だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一「すぽると!」降板は当然…“最悪だった”現場の評判

  2. 2

    石田ゆり子ブームは終わらない? ベリーショートに賛否、脱「奇跡の50代」でも人気加速

  3. 3

    国分太一コンプラ違反で「周囲が感じていた異変」…過去にはガングロに"変身”して問題起こした有名人も

  4. 4

    TOKIO国分太一「コンプラ違反」秘匿も次々に“セパ報道”で窮地に…復帰は極めて困難な道のりに

  5. 5

    「いっぷく!」崖っぷちの元凶は国分太一のイヤ~な性格?

  1. 6

    《ヤラセだらけの世界》長瀬智也のSNS投稿を巡り…再注目されるTOKIOを変えた「DASH村」の闇

  2. 7

    元女優・宮崎ますみさんは6年前から八ヶ岳山麓に移住しコメ作り 田植えも稲刈りも全部手作業

  3. 8

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  4. 9

    小泉進次郎「無知発言」連発、自民党内でも心配される知的レベル…本当に名門コロンビア大に留学?

  5. 10

    巨人阿部監督 グチるくらいならいっそ「4番・坂本勇人」はどうだろう…“進退の決断”含めた4つの理由