横審激怒 貴乃花親方の“妨害”で日馬富士の処分決められず

公開日: 更新日:

 27日に国技館で行われた横綱審議委員会の定例会合。暴行事件の加害者である横綱日馬富士(33)の処分に注目が集まり、100人以上の報道陣が詰めかけた。

 しかし、横審の総意として「厳しい処分が必要」と意見は一致したものの、結論は出せずじまい。出席した岡本委員(岡安商事最高顧問)は語調を強めて、「何もない。ガッカリだよ!」と吐き捨てたほどだ。

 いずれも不満げに国技館を後にした委員たち。会見を行った北村委員長(毎日新聞社名誉顧問)は次のように話した。

「横綱審議委員会は偉そうな名前だけど、自分たちに調査する能力も権限もない。協会の諮問を受けて、協会が確認した事実に基づいて審議する。(日馬富士の)暴力が起きた経緯など、もろもろの動きが確定していない段階で、何かが確定したかのような体で判断してはいけない。警察の捜査が終わっても、協会の調査結果が出ないと判断できない」

■怨嗟の声で満ち満ちていた

 もっか協会独自の調査は難航中。それというのも、貴乃花親方(45)が断固として聴取に応じないからだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手