協会や理事を激怒させた 貴乃花親方の女装カレンダー事件

公開日: 更新日:

 3日から始まった大相撲の冬巡業。今回は稀勢の里をはじめ、力士13人が欠席となったが、唯一、休場理由が明らかになっていないのが巡業不参加の貴乃花親方(45=元横綱)の弟子、貴ノ岩(27)だ。

 これには巡業部長代理を務める春日野親方(元関脇栃乃和歌)も「何も聞いていない」と困惑。この日になっても、貴乃花親方からの報告はなかったという。

 11月場所中に発覚した「日馬富士暴行事件」の被害者である貴ノ岩は、11月場所を全休。師匠の貴乃花親方は1月場所の休場も示唆している。しかし、だからといって巡業を休む際に義務付けられている診断書を出さなくていいことにはならない。それはそれ、これはこれだ。

 貴乃花親方の「ルール無視」は、いまや常態化している。昨年4月に行われた「反社会的勢力排除に伴う講習会」を、理事でただひとり欠席。弟子もろともばっくれた。公益財団法人への移行に伴い力士の法的身分などを定めた入門時の誓約書は全部屋に提出義務がありながら、貴乃花部屋だけ未提出のままだ。横綱審議委員会の稽古総見も弟子ともども欠席が続くなど、一体どこの組織の理事かといったありさまなのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし