外堀埋められ意気消沈 貴乃花親方は理事解任へまっしぐら

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 30日に行われた相撲協会の理事会。焦点となったのが、日馬富士暴行事件で危機管理委員会による貴ノ岩への事情聴取を拒み続けている貴乃花親方(45)の反応だ。

 午後1時に始まった理事会が終了したのは4時半。通常なら20~30分、長くても1時間弱という理事会が長引いたことで議論紛糾、怒号が飛び交っているのでは、と思われた。

 しかし、当の貴乃花親方は、出席した理事らが拍子抜けするほど従順だったという。だからといって、事が貴乃花親方の思惑通りになったわけではない。むしろ逆だ。

 まず、巡業部長という立場にありながら、12月3日からの冬巡業には同行せず、代役は広報部長の春日野親方が務めることに。事業部長の尾車親方は、

「本件(日馬富士暴行事件)への対応、巡業の勧進元の方々や地元ファンのことも考慮した」

 と説明し、「現在の騒動の中では、多くのマスコミの方も押しかけるでしょう。巡業を見るお客さんや、土俵がそっちのけになってはいけないということ。貴乃花親方も、納得していました」と、補足した。

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