貴ノ岩の聴取に応じず…貴乃花親方は何を恐れているのか

公開日: 更新日:

 暴行事件の被害者で弟子の貴ノ岩(27)の事情聴取を拒否し続けている貴乃花親方(45)にとって、去る11月30日の理事会は針のムシロだったに違いない。

 すでに貴ノ岩の聴取を済ませた鳥取県警は、危機管理委員会の聞き取りを許可している。だから聴取に応じてほしいという協会側の度重なる要請を、これまで貴乃花親方は突っぱねてきた。理事会の最中に県警の担当者と直接電話で話し、協会の聴取を許可している事実を確認してようやく聞き取りに応じることになった。それでも加害者である日馬富士の書類送検後という条件付きだ。

「きちんと協力するのが理事としての責任」と高野危機管理委員長が話せば、八角理事長も理事会で報告義務を怠った貴乃花親方の責任を追及する声が上がった事実を認めた。まさに袋叩き状態だった貴乃花親方は、声を荒らげて反論するどころかおとなしくしていたという。

■同胞との強い結び付きに“不安”

 それにしても貴乃花親方が、ここまでかたくなに弟子の事情聴取を拒否するのはなぜか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋