平昌五輪でも目玉に? 北朝鮮“美女軍団”報道の過熱に苦言

公開日: 更新日:

「問題はそれを報じる側です」と、スポーツファンの麻生千晶氏(作家)がこう言う。

「このところテレビのワイドショーは北朝鮮の女性応援団や楽団のことを盛んに取り上げているが、何が美女揃いですか。北朝鮮が五輪に参加すれば、おそらく開催期間中も彼女たちの行動を大きく取り上げるのでしょう。私たちが見たいのは国を背負って必死に跳んだり、滑ったりする選手のプレーです。夏に比べて冬の五輪はメダル獲得は少ないものの、やはり知りたいのは表に出ない努力の過程やドラマです。北朝鮮の応援団なんてどうでもいいことです。この国のテレビというのは本当にレベルが低いし、民放はどの局も右へ倣え。美女軍団のことばかりやっていれば、北朝鮮の思うつぼじゃないですか」

 北朝鮮といえば1988年のソウル五輪の前年、大会阻止を狙って大韓航空機を爆破させたテロ国家だ。今回は逆に五輪を舞台にソフト路線を取るようだが、日本なんて「簡単な国」に違いない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  2. 2

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  3. 3

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  4. 4

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  5. 5

    山尾志桜里氏“ヤケクソ立候補”の波紋…まさかの参院選出馬に国民民主党・玉木代表は真っ青

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  2. 7

    フジテレビCM解禁の流れにバラエティー部門が水を差す…番宣での“偽キャスト”暴露に視聴者絶句

  3. 8

    国分太一は“家庭内モラハラ夫”だった?「重大コンプラ違反」中身はっきりせず…別居情報の悲哀

  4. 9

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒