松井秀喜氏が独占激白 巨人低迷の要因と監督就任の可能性

公開日: 更新日:

■「阪神の監督だってゼロではない」

 ――ここ数年、チームが過渡期と言われる。巨人はなぜ弱くなってしまったのか。

「勝てている間に、次の芽を出そうとする土壌がなかったんじゃないか。誰のせいとかじゃなくてね。どうしても勝利を目指す以上は、そういう形になっちゃったから、しょうがないと思います。でも、本当はチームが強いうちに、次の世代、次の時代を担うような若手を育てていたら、現状はちょっと違っていたと思いますね」

 ――打線が弱い。どうすれば打てるようになる?

「ボクがいた頃とか、打つ選手が集まっている時代がありました。今はそういう選手が集まらない以上、鍛えるしかない。勝手にホームランを30発、40発を打ってくれる選手がいれば楽かもしれませんが、そうじゃない以上、それに近くなる選手を育てるしかありません」

 ――期待は重点指導している岡本?

「彼は可能性を十分感じさせてくれますよね。いい体をしているし、力強さもある。残念ながら、一軍でそんなに打席を与えられていないので、どうしても一軍の壁にブチ当たる。今年こそチャンスをもらったら、モノにして欲しいですよね」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動