日本勢に衝撃…ショート斎藤慧の薬物違反に“見せしめ説”

公開日: 更新日:

 現地のショックは大きい。

 平昌五輪スピードスケート・ショートトラック男子日本代表の斎藤慧(21)に禁止薬物の陽性反応が出た。スポーツ仲裁裁判所は暫定の選手資格停止処分にした。冬季五輪の日本勢では史上初の違反者だ。

 今回検出された物質は「アセタゾラミド」。高山病予防などの治療薬ということで、利尿作用がある。

 過去には筋肉増強剤の使用を隠す目的で使った者もいたという。

 斎藤は「この薬を使用するメリットも動機も私にはありません」と完全否定しているが、チームに迷惑をかけないよう処分を受け入れ、すでに選手村を退去した。

 それにしても日本選手の薬物違反が昨年から続出している。レスリング(大学生)、競泳(大学生)、自転車競技(社会人)の他に、今年に入るとカヌー選手(社会人)がライバル選手の飲料に禁止薬物を混入するという、信じられない事件も明るみに出た。

「だからではないか」と、ある競技団体の幹部がこういう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ