万全じゃなくても白星 米球界の株上げた西武・菊池の115球

公開日: 更新日:

 今月中旬に寝違えで首を痛め、調整に狂いが生じた影響は、少なからずあっただろう。

 30日の開幕戦(対日本ハム)に先発した西武菊池雄星(26)。7回115球を投げて4安打2失点の投球内容に、「昨年から見た中でも最悪のデキ」とはパのあるスコアラー。最速158キロのストレートは150キロがやっと。球のキレや細かい制球はいまひとつどころか、悪かったらしいが、それでもレアードの2ランのみでしのいでの白星は収穫ではないか。

「粘り強く投げられたと思う。早い段階でたくさん点を取っていただいたので。野手のみなさんにはいつも助けてもらっているので、なんとか、いいピッチングをしたかった。(今年から取り組んでいる)ツーシーム? まだまだ精度は低いと思いますけど、少しずつモノにしていきたい」とは試合後の本人だ。

 菊池は15年オフ、「3年連続2ケタ勝利ならポスティングによるメジャー移籍を認める」という約束を球団と結んだといわれる。16年は12勝(7敗)、17年は16勝(6敗)を挙げ、今年はメジャー挑戦にリーチがかかっている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  2. 2

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  3. 3

    ヤクルト青木“GM”が主導したバランスドラフトの成否…今後はチーム編成を完全掌握へ

  4. 4

    森下千里氏が「環境大臣政務官」に“スピード出世”! 今井絵理子氏、生稲晃子氏ら先輩タレント議員を脅かす議員内序列と評判

  5. 5

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  1. 6

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  2. 7

    高市首相が狙う悪夢の“強権官邸”復活…安倍時代の再来へ「経産-警察ライン」で恐怖政治

  3. 8

    最終盤の宮城県知事選は仰天の展開! 高市首相応援の現職vs昭恵さん&参政党支援の元自民議員でデッドヒート

  4. 9

    小川晶市長「ラブホ密会」の震源地…群馬・前橋市のナイトスポットで“まさかの声”続出

  5. 10

    タレント出身議員の“出世頭” 三原じゅん子氏の暴力団交遊疑惑と絶えない金銭トラブル