著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

宇佐美貴史<上>1対1で相手に勝つために肉体改造を徹底

公開日: 更新日:

「ゼロの状態からロシアへの可能性を少し広げることができた」。3月27日のウクライナ戦後、今季からデュッセルドルフでプレーするFW宇佐美貴史(25)は、こう前向きに語った。2~3月のドイツ2部リーグでの4戦連続ゴールが認められ、昨年3月のタイ戦以来、日本代表に復帰。マリ(3月23日)、ウクライナとの欧州遠征2連戦に連続出場して手応えを得たという。帯同中に待望の第2子も誕生。ロシアW杯の逆転メンバー入りを狙う宇佐美を現地で直撃した。

 ◇  ◇  ◇

 マリ戦の宇佐美は、左FWで先発して70分間プレー。序盤からヘントFW久保裕也の決定機をお膳立てし、得意のドリブル突破からシュートを打ちにいくなど積極性を押し出した。ウクライナ戦は、残り3分になって登場。ポルティモネンセFW中島翔哉との連係からゴールのにおいを漂わせたが、勝利を手繰り寄せることはできなかった。「僕ら攻撃陣は、個の打開力を高めないといけない。そこに尽きると思います。ウクライナ戦の2失点目は、相手左サイドの(ドイツ1部)シャルケのFWが(日本選手)2人をちぎってチャンスを決めた。個で相手をはがすことの重要性を改めて感じました」と宇佐美は神妙な面持ちで言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」