粘投の松坂大輔を見殺し…貧打中日打線またも覇気なし

公開日: 更新日:

■相手投手攻略の意図は見えず

 この日も中日打線はひどかった。唯一の得点は二回。四球と敵失でつくったチャンスから、バットで走者をかえしたのではなく、小野の暴投で得たもの。九回は無死一塁で代走・工藤が盗塁を試みるもバッテリーに見抜かれ塁間でタッチアウト。相手先発の小野に対し、狙い球を絞ることもなく、バントの構えで揺さぶるでもない。淡泊な攻撃からは、ベンチが一体となって相手投手を攻略しようとする意図は全く見えなかった。

 打線は3安打1点で松坂を援護できず、中日は前日同様の1点差負け。泥沼が続く5連敗となった。

「自分のエラーで2点目を許してしまった。悔いが残る」と言った松坂は、2006年9月以来となる日本球界12年ぶりの白星は得られなかった。5回3失点(自責点2)だった前回登板の巨人戦も、打線は9安打でたった2点。次回登板は30日のDeNA戦(ナゴヤドーム)の予定だが、これではいつ勝ち星がつくか分かったもんじゃない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束