松坂に忖度する中日幹部 「月1登板」はむしろ逆効果の声

公開日: 更新日:

 チームの開幕戦以上に注目が集まる松坂大輔(37)の初登板Xデー。

 今月中旬には本拠地ナゴヤドームでの開幕カード2戦目(4月4日の巨人戦)の内定が報じられた。しかし、その後は情報が錯綜。オープン戦最後の登板となった25日のロッテ戦から中10日を空けた「4月5日説」や、昨季中日が15勝10敗と相性の良かったヤクルト戦に当てる「4月10日説」も浮上している。

 それもこれも、周囲が松坂の右肩の状態に気をもみ、「怪物」の復活に気を使い過ぎているからだ。現に松坂がロッテ戦で5回93球を投じると、森監督は「回復力がどうか」と心配。西武時代からの兄貴分にあたる中日の編成担当、デニー友利氏もキャンプから「飛ばし過ぎて逆戻りすることだけは避けたい。できるからこそ若い頃と同じことをしようとしたらいけないので、周りが止めないと」と慎重な姿勢を崩さなかった。

 森監督は「10日に1回、20日に1回、1カ月に1回でもいい」と松坂の起用について話していたが、そこまでの“忖度”はむしろマイナスだという声がある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 8

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  4. 9

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  5. 10

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方