初のスタメン左翼は九回交代 日ハム清宮「外野手」の素質

公開日: 更新日:

「場面、打者に応じてポジションを変えたり、対策しなきゃいけない。いい経験になったと思う」

 10日のオリックス戦、清宮幸太郎(18)がプロ初となる左翼でスタメン出場し、こう言った。この日は2本の左前打を無難に処理し、九回裏に無死二塁とサヨナラのピンチを迎えると、ベンチに下がった。8日は八回の1イニングだけ左翼を守ったが、これまでの野球人生で外野を守った経験は、ほぼない。

 栗山監督は「いろんな状況がある。みんなでいろんなところを守っていくしかない」と説明。川名外野守備走塁コーチは試合前、「試合では緊張感がある中で思った動きができないときもあるだろうが、練習の感じでは捕って投げるという部分については、平均以上の能力を持っていると思う」と話していた。

 ゆくゆくはやれる「能力」があるにせよ、外野に関してはシロウト同然の清宮をいきなり実戦で起用するのは日本ハムならでは。栗山監督は「選手として幅が広がることを考えないといけない」と話していた。将来を見据え、打撃を生かすバリエーションを増やしたいのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗