西武・外崎が語った 打撃好調は“魔法の1kgバット”にあり

公開日: 更新日:

 眠りかけた山賊打線が目を覚ました。

 5日のDeNA戦で西武が1試合4発の本塁打で快勝。口火を切ったのは外崎修汰(25)だった。1点リードの六回、右翼席中段まで飛ばす5号ソロ。「打ったのはまっすぐ。2打席目にチェンジアップをヒットにできたとき、まっすぐを待ちながら対応できたので、3打席目もまっすぐ待ちしていた」と振り返った。

 この日は4打数2安打。好調の要因は2本のバットにある。練習を終えた外崎の手にはその2本が握られていた。1本はデサント社のバットでグリップには「L44」の文字。昨季までつけていた背番号が刻印されたものだ。もう1本は他メーカーのもので「L70」と刻まれている。

 外崎は言う。

「佐藤友亮(外野守備走塁)コーチのものをいただいたマスコットバットです。練習のときだけ使っていて、ティーのときと、フリー(バッティング)の半分はこれで打っています。試合で使っているこっち(L44)より約100グラム重くて1キロくらいあります。遠くに飛ばそうとして、どうしてもムダな力が入っちゃうんですけど、このバット(L70)は重いので、バットの重みと遠心力だけで振れる。そうすると、最短距離でバットが出る。その感覚を身につけるためにやっているんです。使い始めたのは去年の中盤ごろからですね」

 昨季の打率を見てみると、4、5月は1割台。それが7、8月は2割8分台にあがり、9月には3割に乗せた。

 結果が出たため、春季キャンプでも同じルーティンで練習を継続。1キロバットの効果は大である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”