マリナーズ快走 イチローにフロントで“指輪”獲得の可能性

公開日: 更新日:

 今季途中にフロント入りしたイチロー(44)のマリナーズが好調だ。

 イチローが5月3日に会長付特別補佐に就任した途端、チームの快進撃が始まり、今月3日のレイズ戦までの30試合で20勝(10敗)をマーク。ここまで37勝22敗の勝率.627で、昨季世界一のアストロズに1ゲーム差をつけてア・リーグ西地区首位だ(3日終了時)。今季は接戦をものにしており、37勝のうち1点差での勝利は18度と勝負強さが際立つ。マリナーズはイチローが新人だった01年を最後にポストシーズンから遠ざかっている。16年連続でのレギュラーシーズン敗退は大リーグではもちろん、4大プロスポーツの中でもワースト記録だ。マリナーズは不名誉な記録を止められるのか。

「好調の要因は、盤石な救援陣と機動力です。昨季34セーブの守護神ディアスが早くも21セーブを挙げ、開幕後にトレードで獲得した昨季のセーブ王であるコロメ(前レイズ)とともに僅差の試合をしのいでいる。チーム総得点255はリーグ9位タイながら、ゴードン、セグラの不動の1、2番が2人合わせて31盗塁、69得点で打線を牽引。少ない得点を鉄壁のリリーフ陣が守り抜く展開で競り合いを制しています。今季の戦い方を見る限り、地区首位にいるのは決してまぐれではなく、サービス監督が目指す野球がようやく実り始めた。17年ぶりのポストシーズン進出も不可能ではない」(スポーツライター・友成那智氏)

 昨季までワールドシリーズとは無縁だったイチローは今季、フロントとして念願のチャンピオンリングを手にする可能性もある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは