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イチローも実践 「禅」の言葉はビジネスマンも役に立つ

 正式な辞令が出て4月から転勤という人も多いだろう。「なぜこのタイミングなのか」と怒りで納得できない人は、スティーブ・ジョブズやイチローも実践した“禅”に触れ合うといいだろう。

 心にしみる禅の言葉をわかりやすく解説した「おやすみ前の5分禅」(天夢人刊)が注目だ。

 著者の島津清彦氏は曹洞宗で出家得度した企業コンサルティング会社「シマーズ」の社長。25年のサラリーマン経験をもとに「転勤を命じられたとき」「業務が多すぎるとき」「モンスタークレーマーにあったとき」など具体的なシチュエーションを想定し、その時に役に立つ禅の言葉を紹介している。パワハラが話題になっているが、もちろん「怒りの感情がコントロールできないとき」という項目もある。

 例えば、不本意な転勤を命じられた時は「随処作主 立処皆真(ずいしょさくしゅ りっしょかいしん)」だ。どんな環境においても自らが主人公になれば、その場所はすべて真実となるという意味。また、先日、財務省近畿財務局の職員が自殺したが、ブラック企業に身を置く人は「方便(ほうべん)」という言葉がある。あまりいい言葉としては使われないが、正しいことへ導くための手法のこと。裁量労働による長時間労働から、過労自殺したくなったら、寝る前に「ウソも方便で明日はズル休みしよう」と思えばいい。もうひとつ、「放下著(ほうげじゃく)」は、思いきり捨ててしまえという意味。組織を守るために自分の命を絶つことはない。

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