首位をキープ 西武の好調を支える選手たちの「個人主義」

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 リーグ首位をキープしている西武交流戦はリリーフ陣の乱調が露呈しているものの、8勝6敗で3位につけている。

 投手陣の不安を払拭しているのが、強力な「山賊打線」。その中軸、4番を任されている山川穂高(26)はこう言う。

「ベンチでの声出し? ないない、そういうのはないですよ。学生野球じゃないですから。プロの集まりですから、みんな基本は個人プレーです。僕も自分のすべきことをやって、自分の打席で結果を出すのみ。それを続けることでチームもまとまってくると思っています。僕はまだ出始めの選手。やるとしても、まとめ役はずっと(レギュラーで)出ている秋山(翔吾)さんや浅村(栄斗)さんの仕事だと思っている。僕は今年から4番に座っているだけで日も浅いですから」

 昨季から主将を務める浅村栄斗(27)は、5月末に国内FA権を取得した。「まだシーズン中。いまは個人的なことよりもチームのことを第一に考えたい」としつつも、こう続けた。

「シーズン中に自分がどうしようというのは考えないけど、FAは試合に出続けることで得られる権利。それだけ出てきたんだという証しでもあるので、そこは(節目として)考えることはありました。今はどうしようというのはないけど、せっかく得られた権利なので、先輩たちの話は聞きたい。やっぱり、岸さんとか中島さんとか、出て行った人の話を聞いてみたいですね。どういう気持ちで出て行ったのか」

 個人個人がやるべきことをやれば、結果につながるというのが西武ナインのスタンス。「個人主義」がいい意味で機能しているようだ。

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