迷える松山に新たな壁…ウッズ完全復活で遠のくメジャーV

公開日: 更新日:

■ウッズと同組では通常の心理状態で打てない

 そのウッズがここまで立ち直ってくれば、夢のメジャー制覇がますます遠のくのが松山英樹(26)ではないか。

 前出の並木プロが言う。

「優勝したケプカ(182センチ・84キロ)はアメリカンフットボールの選手かプロレスラーのように胸板が厚く、飛んで曲がらず、小技もうまい。WR1位のD・ジョンソン(34=193センチ・86キロ)もしかり。マキロイ(29)やトーマス(25)の身長は180センチ未満でも、ケタ外れの筋力で飛距離がすごい。そこに、ウッズという飛距離も技の引き出しも豊富な強敵が復活してきた。例えば、ウッズと一緒に回ることになれば歓声やプレー中の移動で通常の心理状態で打てなくなる。機先を制されるのは必至です」

 ウッズは全米プロを制したケプカについて「かつて一緒に回ったことがある。340~350ヤードも飛ばし、パットもうまかった。真っすぐ飛んだら、彼の上に行くのは難しい」と言った。

 松山はツアーで3勝した昨年は全米オープン2位と健闘。全米プロは最終日に首位に立ちながら惜しくも優勝できずに号泣した。今季は勝ち星に見放され、メジャーではベスト10もない。

 さて、完全復活が近いウッズの目に、迷える松山はどう映っているのだろうか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

  2. 2
    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

  3. 3
    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

  4. 4
    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

  5. 5
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

  1. 6
    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

  2. 7
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 8
    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

  4. 9
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異