メーカーは戦々恐々…クラブに縛られないプロが増えたワケ
100回目を迎える今年の全米プロ。メジャー最終戦になるが、ゴルフ業界が注目する話題がある。
実はマスターズ優勝のパトリック・リード、全米オープン2連勝のブルックス・ケプカ、そして全英オープンに勝ったフランチェスコ・モリナリの3人は共通して、どこのメーカーともクラブ契約を結んでいないのだ。
正確に言えば、モリナリはベティナルディとパター使用契約を結んでいるが、その他のクラブはどこのメーカーとも契約していない。
これで全米プロでもクラブ契約を結んでいないプロが優勝することになれば、プロのクラブ契約のあり方が変わりそうだと、関心を集めているのだ。
P・リードはクラブ契約についてこう語っている。
「総合的で大きなクラブ契約を結べば、それに縛られることになる。全て同じメーカーのクラブを使わなくてはならなくなるが、ひとつのメーカーが全てのプレーヤーに完璧に合う14本のクラブを作れるというのは信じられない。(クラブ契約しなければ)自分は自分に完璧に合ったクラブを使うことができるんだ」