福岡屈指の進学校出身 楽天・田中和基は母校OBが熱烈応援
6日、楽天の田中和基(24=写真)が1点リードの九回に貴重な追加点となる適時二塁打を放ち、オリックスにトドメを刺した。
田中は2016年ドラフト3位で立教大から入団。走攻守の三拍子揃った両打ちの外野手として期待が高く、昨季一軍デビュー。今季は6月中旬から「1番中堅」に定着し、もっか打率.287、37打点、16本塁打、20盗塁と活躍中だ。福岡県内屈指の進学校である西南学院高校出身にして、同校唯一のプロ野球選手。福岡在住の西南学院OBは「非常にマジメな子です」と、こう話す。
「遠征で福岡に来た際、OBが集まって大々的にお祝いをした。夜10時くらいになると田中くんは席一つ一つを回って『すいません、門限があるので宿舎に戻ります!』と挨拶をしていたのが印象的だった。試合ではホークスファンが陣取る右翼外野席にOB数人で座って、田中の打席だけ、楽天を応援していました(笑い)。西南学院のタオルを広げて応援をしていたら、球団の人に『テレビに映ったら学校の宣伝目的と思われて面倒くさいことになりかねないからやめてくれ』と注意されたんですが、つい興奮して……。バッチリ、テレビに撮られて、後で怒られました(笑い)」
熱烈な応援団をバックに、狙うは新人王だ。