シンパもソッポを向いた 貴乃花親方と“怪しい同志”の関係

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 相撲協会元顧問の小林慶彦氏が不当に解雇されたと地位確認を求めた訴訟は、8月28日、東京地裁が請求を棄却した。

 小林氏は2015年11月の理事会で雇用されることが決まり、採用辞令も交付されたと主張したものの、それが認められなかったばかりか、辞令は同氏もしくはその指示を受けた者が「偽造したものと推認される」(阿部雅彦裁判長)という。

 小林氏は上告しているとはいえ、証拠の捏造という極めて悪質な行為をしたと裁判所に判断されたこの元顧問は、貴乃花親方(46)の同志だ。

 裁判で協会側は、国技館の改修工事にあたって小林氏が代表を務める会社に中電工から8000万円が振り込まれたと主張。小林氏はかつてパチンコメーカーとの契約を巡って、仲介する代理店関係者から裏金を受け取るシーンを動画で撮影された人物でもある。

「絶対、これ、バレんようにしてくれる? 北の湖に」と言って札束を鷲づかみにしてバッグにしまい込んだことから「裏金顧問」の異名を取った。

 裁判で地位確認を求めた小林元顧問に対し、協会は約1億6000万円の損害賠償を求める訴訟を起こしている。

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