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山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

“つなぎ監督”も知名度優先 巨人監督人事は恐ろしく偏狭だ

公開日: 更新日:

 巨人高橋由伸監督が今季限りで辞任することが発表された。在任中の3年間、いずれも優勝を逃したことへの責任を取って辞めたい、と本人が申し出たのだという。

 この3年間の高橋監督については、そもそも強引にも見える現役引退から監督就任までの流れを考えると、いくら成績不振(巨人の場合、優勝以外は不振というのもすごい)といっても同情を禁じ得ない。まだ43歳と若いのだから、いつの日か今度は“自らの積極的な意思”で指導者返り咲きを果たしてほしい。

■潮流外の独自路線

 ともかく、これで巨人は新たな監督人事に着手しなくてはならなくなった。スポーツ紙の注目もそこに移っており、今のところ原辰徳氏の3度目の監督就任が有力視されている。巨人の監督人事といえば、以前から松井秀喜氏の将来的な待望論や阿部慎之助の引退後の既定路線説など、華やかな青写真みたいなものが再三報じられてきた。他には江川卓、中畑清、桑田真澄落合博満ら数名の大物OBが噂されたこともあったが、結局は今回もまた若大将に落ち着くのだろうか。

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