戦力外通告がスタート “再生工場”BC富山にクビ投手殺到か

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 今年もこの季節がやってきた。

 1日から第1次戦力外通告期間が始まり、中日の若松駿太(23)らが宣告を受けた。2015年に10勝をマークした若松は「悔しいが、これで終わりではない」と11月の12球団合同トライアウトを受ける意向を示したが、合格判定をもらえる選手はごく一部。落第してもなお、現役への未練を断ち切れない選手の駆け込み寺になりそうなのが、BCリーグの富山サンダーバーズだ。

 富山は今季から元ヤクルト伊藤智仁氏(47)が監督に就任。伸び悩んでいた投手を再生し、投手王国を築いて3年ぶりの後期優勝を果たした。

 今年5月、富山に所属していたヒース(33)を西武が獲得。ここまで42試合に登板して、9ホールド13セーブを挙げている。伊藤監督も能力の高さを見抜いていた。

「スライダー、スプリット、シュートもいいですが、一番いいのはストレート。スピードがあり、回転がキレイ。伸びがあって、ホップするような球筋なので、空振りの取れるボールです。(NPBでは)フルイニングは無理でも、中継ぎや抑えなら十分に抑えられる力がありますよ」

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